「イリヤン日記」#14−イリヤの法則
つぎに、イリヤのほうの法則。
これはソロより根拠は判りやすいが、負けずおとらず、屈折した形であらわれる。
☆イリヤの法則 その1.
イリヤがソロにみょうな態度をとる場合、その原因は100%「やきもち」である。
☆イリヤの法則 その2.
しかもそれは、金髪碧眼のクール・ビューティ・・つまり「イリヤとおなじタイプ」の女性が、ソロのお相手(しかも、敵方)である場合、とくに顕著である。
法則その1.について。♯61『スラッシュ・ママ』、腰を振るフラ・ダンス人形にぼ〜っと見とれるソロに、イリヤは「なに連想してるか知らないけどさ、いやらしいよ、早く結婚しちゃえば」と、シリーズ中屈指の、凍りつくような捨てゼリフを吐く。たかがフラ人形に、ここまで妬くか・・σ( ’_’)
法則その2.の、いちばん判りやすい例は、いうまでもなく♯7『死体を殺せ』。
オークション会場から出るとき、ショールをふわりと肩にかけるアンジェリーク、さりげなく手をそえるソロ。この場面の2人はたしかにお似合い。それをじろりとにらんだあと、ぷいとそっぽ向くイリヤ。アンジェリーク「なんだかあの人、気味悪いわ」と思わず口にする。ソロ「あれでね、彼、妬いてんですよ」と答える。
ちゃんと判ってるから、ソロも人が悪い☆ 楽しんでるんだねえ・・。
事件解決のあと、敵方〈THRUSH〉エージェントの身で、〈デル・フローリアス〉真正面に堂々と車で乗りつけるアンジェリークも大したタマだが(秘密アジトじゃなかったんか〜?)、「ソロ、あんたにお客よ。目ざわりだから早くどっか連れてっちゃってよ」と言うイリヤもすごい。またいちゃつきたいなら、ぼくの前から消えろ、ってことか。よほど目の前でいちゃつかれるのがお嫌いらしい。
そして♯15『つかの間の生涯の物語』。
守るべき女性はファニー・フェイスの学校の先生とソロ好みでなく、かたや敵方はソロ好みの金髪軍団。めずらしいケースなだけに、イリやんの妬きっぷりも、複雑のきわみ。
冒頭、イリヤはわざわざ「ブロンドお好き?」と訊く。ソロ、眉をあげて「そりゃ、ま」というふんいき。
そして事件は、ソロのくたびれもうけに終る。ミッション失敗か・・と、凹むソロ。じつはそうじゃないのに、という事実をしばらく伏せ、ひそかにいたぶるイリヤ。ようやく事実を話したあと、イリヤは「だって、ブロンド好きなんだろ?」と謎の発言。
拳を握って立ち上がり、めずらしく本気で怒ってみせるソロ。
この結末の一言、すごく妙じゃない?
謎解きはともかく、ここは「イリヤのやきもち」を火種と考えれば、すんなり納得ゆくであろう。
あ〜このネタいくらでも書けるわ〜。このへんで、いったん切ろう。
05.4/20
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