「イリヤン日記」#8−「おお、私のソロ」・・?
『ナポレオン・ソロ』第2シーズンは、大波小波、出来のよしあしが激しいようですな。
まあ毎週のことだから、毎回、上出来ってわけにもいかないだろうけど。それにしても
#35『蜂』は、いつものレベルに達してなかった! 録りながら見てたけど、見終って、即、消した。見なかったことにしようっと。
イリヤが例によって、きまじめすぎて、おまぬけなだけならまだ許すけど、女の子とイチャこいててドジるってのは・・しかもその女の子を、いっしょにいたのに2回もラチられて危険にさらしてしまうのは、エージェントの風上にもおけん! 課長には「蜂蜜屋で蜂蜜買いに来るやつを見張ってたまえ。きみにもそれくらいのことなら出来るじゃろ」とか言われてたしさ・・。
いつものスタッフのイリヤへの愛が感じられない。女優さんが可愛かっただけに、あとあじ悪くて。きっとあれは、イリヤの偽物だったのよ。スラッシュが放った偽イリヤ、そう思うことにしよう(T_T)
・・などと、なげいてたら。
#36『アフリカ大陸征服作戦』は、前作の不調をおぎなってあまりある、腰がぬけるほどイリヤへの思い入れに満ちた、傑作、というより、怪作、妖作だった・・。3話ぶんぐらいの見ごたえあった。
悪役が、鼻眼鏡かけて拷問場面で笑いころげる脂肪満載のボスといい、器用な手つきでオレンジむいてすごむ、細身のナイフ名人といい、どっちも役者さん上手くて、見ごたえじゅうぶん。『ナポレオン・ソロ』の世界にはこういう、やや演技過剰、濃いめの味つけの悪役が似合うみたいだ。
なにより、イリヤの、エージェントらしいアクション・シーン満載。ターザンみたいにロープにつかまって遺跡の石柱けっとばす場面は、とくによろし♪ 2回も囚われの身のナポさん救出するし。クライマックスは海に飛びこんで水濡れ格闘シーン(ここはあまりにもすごかったので、あとでじっくり)。
そしてスタッフの、イリヤへの痛い愛は、さくれつした・・☆★☆ ああ、こうでなくっちゃ!!
だいたい、タイトルのアフリカがどう話にからんでたか、見てるうちに忘れてしまったよ(笑)。
ストーリーはもっぱら、ギリシャ某所の小島のホテル周辺ですごすナポさんと、イリヤの話。2人のカラミがいつにもまして、濃ゆいったらない。
話の前半、小島のホテルの中庭に、膝がくっつきそうなほど小ちゃいテーブル。そこに珈琲ポットなぞ置いて、なにやら喰べてるナポさんとイリヤ。課長からの通信をきっかけに、ナポさんが「おいで」と声をかけ、2人でお部屋にひきあげる。
つぎの場面では、ナポさんが通信機を手に、椅子に脚組んでこしかけ、ネクタイとシャツの襟もとをくつろげてる。イリヤはなぜか上着脱いでシャツすがた、あおむけで胸元に手を置き、ベッドにねそべってる。そこへ、ドアにノックの音。イリヤ、ひょこっと起き上がり、無言でナポさんと眼と眼でアイ・コンタクト。
なに、この空気・・? いや、これ以上は言わんが・・。
ギリシャ風の遺跡で、ナポさんがイリヤに向かって「恋人ぐらい作ってみろよ、この甲斐性なし」なんて、冷たいせりふも吐く場面もあるけどね。コトバとはうらはらに、その後、ナポさんが椅子に腰かけ、イリヤがそのおなじ椅子のヒジカケに、同時に、ごく自然に腰かける、なんて場面があるし。
すごいなと思ったのは、イリヤがターザンのように現れ、囚われのナポさん救出するシーン。
ナポさんと、現地の貧乏貴族の老人と、その娘の姉妹2人、つまり計4人、みんな鎖にくくられ、岩屋の浅瀬で水責めにあっておぼれかけてる。イリヤ、その浅瀬にとびこみ、まっさきにナポさん救出・・☆ 「をいをい、かよわい女性が2人もいるのに。せめて体力のない老人が先だろ」と、見てて思わずツッコんでしまった。いや、これ以上は言わんが・・。
そんでもって、そのあとがイリヤ、海にとびこんでの敵方との乱闘シーンなんだが・・白いシャツが水に濡れて透けるってのは、いっそ何も着てないより、視覚的にヤバいんですな。とくに後ろすがた、ドキッとするほど危ない。背中から腰のラインまで、くっきり丸見え。これまでにも何回か、イリヤの水中格闘シーンの出てくる話ってあったけど、ここまできわどく見せまくったことって、なかった。
しかも乱闘してるうちに、シャツの胸元ナイフで斬り裂かれて片方のお胸むきだしってのは、いくらなんでも、やり過ぎなんでは・・目のやり場に困ってしまったよ〜☆ (まあここでイリヤが闘ってるのが、れいのナイフ名人だから、不自然な展開ではないんだけども)
そのイリヤを岸へと追いつめてった敵を、オールでぶっ叩いて倒したあと、岸に向かってボートを漕ぎよせてゆくナポさん。岸辺には、水濡れシャツ裂け、しどけないおすがたのイリヤ。敵に追い上げられて陸にはいあがった、ななめ坐りポーズなのが、さらにヤバし。そして、とどめの一言。
「・・『オオ・ソロ・ミオ』でも歌ったらどう・・?」
いや、判ってるよ。立ってボート漕いでるナポさん見て、ヴェニスのゴンドラ連想したんでしょ。で『オオ・ソレ・ミオ』の、もじりなんでしょ。でも
『オオ・ソロ・ミオ』=「おお、私のソロ」の意味だってこと、判ってて言ってんのか、イリやん・・? そのおすがたでこの発言はヤバすぎるわ!(ナポさん妙な顔してたが、この意味、判らんわけないわな。イタリア系だもんね〜)
そしてラスト・シーンは、またしても2人でホテルの中庭のテーブルでお茶、そしてトルコ帽(?)かぶってお部屋へひきあげてゆく・・という暗示のような。ここまで来ると、もう好きになさい、って感じ。
私はこの話を個人的に
『ギリシャでハネムーン』って呼んでる(爆)
いや、これ以上は言(以下同文)・・。これだから好きなのよん、『ナポ・ソロ』って♪
03.12/3